2006年09月07日

【重要】的中率の誤差を許容する方法 その2

わかり辛らかったと思うのですが先週お話したことを纏めると以下の2つです。

・各的中率の誤差の目安として、平均的中率くらい存在する。

平均的中率=100÷総買い目数

・誤差が平均的中率程度だとするとそれを許容するには、平均的中率×3以上の的中率の馬券が期待値200%以上の時買うと誤差を踏まえても回収率130%程度になる。

もうお気づきだと思いますが「単勝率20%以上がいい」と言うことは出走頭数によって平均的中率が変わる訳で出走頭数ごとに推奨値が変ることになります。

16頭立てだと
100÷16頭×3=18.75%以上ですが
6頭立てだと
100÷16頭×3=49.99%以上を狙うことが好ましいと言うことになります。

ここでようやく他馬券種類について書きますが、16頭立ての馬単だと買い目が16×15=240通りになります。

平均的中率は、100÷240=0.41%で 係数×3すると1.24%になります。
ここでやっと「馬単は、1%以上がいい」と言う根拠が見えてきました。

16頭立ての3連単だと16×15×14=3360通りで
推奨的中率は、100÷3360×3=0.08%となります。

メールで指摘された複勝を的中率8%以上を買った場合の話ですが
書籍でも複勝に関する推奨パターンは示していなかったと思いますし馬券シミュレーションでもいい数字は出なかったと思います。


10頭立てレースですと
推奨的中率は、300÷10×3=100%となります。
※複勝は的中が3点あるので100→300となる

当然ですが、複勝率100%以上の馬は存在しませんので10頭立て以下のレースでは誤差を許容する買い目は存在しないことになります。
16頭立てのレースでは 300÷16×3=56.25%以上が購入ゾーンになりかなり狭い範囲が対象になることがわかります。
期待値が高い馬は穴寄りの馬にあります。本命寄りの馬に有利な計算式になっている複勝オッズでは、対象は少なくなります。
さらに入線馬によってオッズが変る計算式も期待値算出にさらに誤差を生みます。
これらのことが複勝(ワイドも)で儲からない理由です。


ここまで書く必ず言われてしまうと思いますので初めに言っておきます。

「小数点以下第2位で的中率を絞り込みたい」
「推奨的中率で投票が制限される画面がほしい」
「馬券シミュレーションで×3の的中率係数を換えて検証したい」

プロフェッショナル版のみの機能になってしまいますが、Ver1.1.8で実装しました。
公開をお持ち下さい。

オプションで係数を指定する。
オプション






9/2の小倉10Rでは、単勝、複勝は買っていい馬券が無かった(白くなって選べない)ことがわかります。
期待値







因みに3連単は買っていいエリアにあり当たってます。


2006/09/03 新潟 11RG3新潟2歳ステークス
着順 馬名     ルール値
01 ゴールドアグリ     84.2
02 マイネルーチェ     83.7
03 マイネルレーニア    77.5
04 マルカハンニバル    76.3
05 クラウンプリンセス   77.3
06 クインズプレイヤー   73.6
07 シャルマンレーヌ    74.1
08 ニシノコンドコソ    76.9
09 メイクユーハッピー   75.9
10 マイネバイレ      70.8
11 トップコメット     68.9
12 マイネヴェロナ     71.2
13 センギョウシュフ    70.4
14 トーセンラピュタ    70.6
15 マイネルサニベル    66.8
16 ニシノカムシン     66.3
17 マイネルハーバード   69.1
18 ジャックレイホウ    65.1


2006/09/03 小倉 10RG3小倉2歳ステークス
着順 馬名     ルール値
01 アストンマーチャン   80.8
02 ニシノマオ       75.8
03 スーサンライダー    74.4
04 エーシンウェーブス   65.8
05 ストラテジー      64.8
06 ウルワシノハナ     61.9
07 マルカラボンバ     58.5
08 デンタルスピリット   56.7
09 アインファスター    55.4
10 エミネンツァベルタ   55.5
11 シルバーストーン    53.7
12 アーバンストリート   51.7
13 ベルモントプロテア   49.1
14 コウセイカズコ     42.2


Posted by ratebuster at 00:18